2005-04-15

近況その2

こんちは。ドイツにきて一週間経過。
日常生活が日常生活でないよな。実感をともなわず宙に浮いているような日々が続いています。
ドイツ語がわからなくてモダモダしています。
会話だけではなくて買い物、交通機関、本などの情報、すべてのものがちんぷんかんぷんです。看板とかもさっぱりわかりません。レジで早口で値段言われてもいくら払ったらいいのかわからないのでデカイお金を出すか、小銭を見せてとってくれというジェスチャーをしてます。これって一杯とられてもわからんよな。とか思いながら。いまのところそこまで悪い人には出会ってません。
言葉がわからないのがこんなに不安になるなんて初めて知りました。
一応おぼつかない英語で無理矢理会話をしていますが
自分の言いたいことを伝えるのがこんなにもどかしいとはね。
さて。自由に操れる日本語でこの一週間の動きをご報告






家の近く

部屋につきました

窓からの眺め

ソーセージ、ハムの類が豊富

噂の量り売り

ライン河の眺めですよ

くぅぅぅ素敵すぎるよおばあちゃん

キッズピーク

何?お椀?

K21 kunstsammlung im standehaus

貸す。わかりやすい

飛ぶように売れていた「番定食」ジャージ。何番なのか?



チャーラーヘッチャラーはそのまま表記

ビールが0.55euroで水より安い

4/5
ドイツ初日。オフィスにて軽く説明をうけ、スタジオに来る。
今日は疲れてるだろうから休みなさい。とミヒャエルさんに言われる。
ミヒャエルさんというのはデュッセル州の文化部のキュレーターさんで
今回の制作のサポートはこの方がしてくださる。
パンや飲み物、チーズとかフルーツまで用意してくれてた。
いつのまにか寝ていて起きたら夕方やったけど日本は夜の11時くらいかな。
とりあえず近所をうろうろする。
スーパーに寄って野菜を買いたかったがこちらは日本みたいにビニール袋をくれないらしく
自分で用意した鞄にいれないといけない。もしくはビニール袋やエコバッグを買うか。
一端家に戻ればいいものを、買い物せずに出る方法がわからんくて、
*絶対レジを通らないといかんしくみになってて。。。
エコバッグ買う。このとまどいだけでかなりの時間を無駄にする。
こちらのスーパーは野菜によっては重さを自分で量って値段を貼ります。(他人の買い方を鋭く観察して把握)このシステムが楽しくって好きなんですが、みんな野菜1種類につきビニール1枚使ってて、果たしてそれはエコなのか?と少し矛盾を感じました。
家に帰ってきて。
ドアが開けれない。
ドアノブを回しても動かない。泣きそうになってオフィスに電話するも通じない。
電話の仕方がいまいちわかっていないのである。
がちゃがちゃやってるとなんとなく開いたので二度と外に出るまい。と誓う。
しかし
再びチャレンジ。
左回しか右回しか、なんども確かめてからドアを閉める。
念のためあけてみようとする。
・・・・・・開きません。今回はどうあがいても開かない。どうしようもなくなって
お向かいのベルを鳴らす。
おそるおそる奥さんが出てきた。
たどたどしい英語で「ドアの開け方がわかりません。助けて下さい」とお願い。
お向かいの方は英語がいまいち話せないみたいで片言の英語とおもいっきりのドイツ語で説明をして下さる。引いて押す。鍵で。もっかい言います。鍵で、押す!
おのれ!!ドアノブ!!!!!!!ダミーかよ!なんの為についとんねん!





4/6
家にあったチャリンコは後輪がぐらぐらして乗りにくかったので別のチャリンコに換えてもらう。北の方のスタジオにあるから取りに行く。
帰りはライン川をサイクリングして戻ると気持ちいいよ。と言われその通り戻る。
ライン川沿いを走って対岸の景色を眺めてみるけれど、ドイツにいるという実感がわいてこない。
夢の中にいるような。宙に浮いているような。景色がリアリティーを伴ってみえてこない。
周囲の人にとって現実だとしても私にとってはまだイメージでしかないのか。
知らない土地にいるってことはこういうもんなのかなと不思議に思う。
途中の美術館でエリオットアーウィットとやなぎみわ展をみる。
もう少し下がって今度はリヒターがやっていた。
そんでもうちょっと下がったとこでは奈良アンド杉戸がやっていた。
一気に見過ぎて疲れる。と、いうか、リヒターに圧倒された。
そうそう。
リヒターをみた後、マクドナルドを発見した。
食べたいわけでもなかったけど、いっとかなあかんやろ。と思って入る。
ぼけーっとメニューをみてると、若者ピークが押し寄せてきてうっとい。
サラダを注文しようと「サラダ」って言うても全く通じず(ザラートなんだってよ)
「はぁ?」っつう顔される。おもっきし眉間にしわよってた。
手元のメニューがなかったので後ろのメニューボードを指さして
「that!that!」と連呼する。全世界共通のマクドナルドで注文が通じないつうのは
昔働いていたということもあり非常に屈辱的。とてつもない敗北感を味わう。
本当に悔しかった。

4/7
待望のモニタとキーボード届く。
ただし。
モニタ→電源ケーブル忘れたはるよ。
キーボード→先生、これはwindows用ですね。
お昼頃、噂の日本人街でも見物しようかなっとimmermannStr.へ。
道に迷ってすごすご引き戻す。
アパート一階にあるギャラリーでオープニング。
一つは私が展覧会する予定のギャラリー。
思った以上のでかさにびびる。びびりまくる。
初めてデュッセル名物ALTビール飲む

4/8
キーボードのコネクタを買いに指定された店に行く。
そんなんないし、もう新しいキーボード買ったほがいいよ。と言われる。
うーんと思って何件か回るがすべての店でそう言われる。
夕方、デュッセルに出てきていた宮シティがスタジオにきてくれる。ひとしきりドイツのルールを教えてもらう。
初めて外食する。一軒目のいかにもドイツっつぅお店はデビッドリンチばりの怪しさ全開でビール一杯飲んで即退散。近くのタイ料理屋にする。けっこうおいしかった。

4/9
毎週土曜は土曜マーケットがあるから行くといいよ。とミヒャエルさんが言ってたのを思い出して行ってみる。
すごい規模。やたら電気系統のケーブルを売る店があるのが気になる。昨日さんざんさがしてみつからなかったABS-USB変換がコロンっと一個売ってた。喜び勇んで購入。
それから時計のベルトをやたら取り扱ってる店があった。持ってきた時計はベルトが破れてたので助かる。
関空の時計屋さんはどこもベルト交換してくれないからみなさんご注意ね。
意外にはめるの手こずってるな。と思ったら、家に帰ってきたらぽろっと腕から落ちた。
どうやらベルトが若干分厚いらしい。仕方ないので厚みをカッターでそぎ落とす。何をやってるんだか私は。
庭でドローイングしてたら私の部屋の真下に住んでおられるおばあさん(年齢不詳)に会う。
またお茶しましょーね。私はあなたのお家の電話番号わかってるから電話するわね。と誘って下さる。

4/10
午前中はこないだ買ったリヒターの本を読みまくる。
お昼にRatingenにむかう。
宮シティん家で久々にネットにつないでメールを確認する。
持参した例のキーボードは本当に動くのか確認する。動きません。OUT!
ひとしきりしゃべり倒して帰り際に一番うまい!というピザ屋に行く。
おいしかった。
帰ってきたらテレビでドラゴンボールやってた。

[Ddialy]

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