2005-05-03

4/25〜5/1

自転車のおはなし。

 こちらは自転車は車扱いです。ゆえに自転車は車道を走ります。信号の際は車の停止線でとまります。横断も横断歩道ではなく車と一緒だったりもします。たまに赤くマーキングされた、自転車専用の道があります。そういう時は車道ではなくそこを走ります。でもこの赤い自転車道がないときは歩道を走ったらいいのかそれとも車道を走ったらいいのか少し迷います。だから他のチャリダーを観察してそれに従います。が。車道を走ってる人も歩道を走ってる人もいて当てになりません。「ドイツの車道は右側やし自転車は右を走るんやで」って最初にミヒャエルさんに教えてもらったけど右側を走っていても怒られたりしてよけとにこんがらがります。こちらの交通ルールのシステムが中々理解できません。怒られ方もコンプリートしました。
 最初は道に迷ってしまい、歩道をちんたらとチャリンコで走っていたとき。
ブツブツ言いながら店から出てきたおじいさんにいきなり布バッグでボフッと殴られました。別に痛くはなかったのですがびっくりしました。歩道を走っていたからなのか、日本人が嫌いなのか(日本人街を走っていたからありうる)
 次にその教訓からケーニクス通りという高級街の車道を走っていたとき。
後ろから走ってくる車がやたらクラクションを鳴らしているなと思いきや、私の横にくると窓を開けてやたらめったら怒鳴っていました。どうやら川沿いにきちんとチャリンコ専用道があり、そこは車道を走ってはいけなかったのです。
 そして最後はそのケーニクス通りを川沿いにぼけーっと歩いていたとき。
後ろから走ってくる本気チャリンコにやたらめったらベルを鳴らされました。どうやらぼんやりしすぎていてチャリンコ道を歩いていたようです。そう思うとドイツ人はきっちり歩道を歩いていました。
 こうやってすべての種類の怒られ方を経験しましたが未だにチャリンコに乗るときはどこを走っていいのか迷います。いつか事故るんちゃうやろかと思いながら。






オンノン無事到着。きちんとネタも忘れず


案内がよくみたらかばんになっているのです!


ポテトの箱の裏に・・・


なんとドナルドが!!!!!!


なんだか変な満月やなぁと思っていたら


晴れと雷雲が共存しているお昼。


この後この青いのにみんなで隠れて
(隠れた瞬間他の子供がボコスカとボールを当ててた)


絶対一人が真ん中の穴から頭を出す。


時刻表とか印字してくれる機械


「DB(デーベー)」


38MBのCD-Rって.....


Koblenzで乗換てMoselkernという駅で降りる


途中の家の窓ガラスも重厚で綺麗


マルタとマリア


炎天下の中2時間歩いて到着



4/25 Mon
朝起きてぼちぼちと作業を開始。昼頃ミヒャエルさんが注文していたロールトレペを届けてくれた。トレペの箱に日本語が書いてあってちょっとうれしい。夕方、「みやなあゆ」3人衆がスタジオ到着。アイスクリーム買ってきてくれた。一息ついた後、おんのんを迎えに空港へむかう。空港についたら、おんのんすでに到着していた。フィンランドで買ったミーのお面をつけてゲートから出てこようと思ってしこんでたのに誰もおらんかったし。って残念がってた。さすがおんのん。尊敬する。なんでも、しまずさんと「お面とかしてデュッセル空港いったらいーんちゃうん」とか言ってて、実際フィンランドでも一生懸命ネタの為にお面をさがしてたらしい。結局お面としては売ってなかったんやけどムーミン雑誌のおまけにミーのお面がついてたらしい。隣にいたドイツ人がおんのんみて苦笑してた。その後空港のおしゃれなマクドで休憩して(どうしても行きたいとお願いした)そんで、ラティンゲンで晩ご飯を食べて帰ってきた。ちなみに今日は尼崎の電車事故の話題でもちきりだった。

4/26 Diens

 ずっと一日中、家でコンピューター作業をしていました。明日はテストプリントです。夜中、満月が出てるなと思ったけれどなんだか変な空色でした。明日は雨かも・・・・

4/27 Mitwoch

 朝からテストプリントをしにいく。2時間位でさくっと終了。昨日、夜遅くまでかかってしまったので帰ってきてうとうとしてしまった。電話で目が覚めた。外では子供がおおはしゃぎで遊んでいた。歳によってコミュニティはあるけど大きい子も小さい子も一緒になって遊んでる。夜はおのやなみやあゆと5人でアンドレアスという人のパーティーに。そのパーティーは日本に興味があるドイツの人とか後いろんなドイツ人と交流したい日本人の人がいて日本語を話せるドイツ人の女の子がいました。私とはあまり話をしておんのんが色々日本のお菓子をあげて、私はおかんが「ドイツでお世話になった人にあげて」と大量に作ってくれたこけしキーホルダーをあげました。早速鞄につけてくれてました。2人の人にこけしをあげたら二人とも「これはなんて名前ですか?」ってきかれたけど名前ないなーとか言ってたら1人が「わかりました。あなたの名前は?そう。じゃ。これにヒザコって名前をつけます」といってました。なのでもう一人の日本語をしゃべれる女の子に「じゃーそっちはお母さんの名前でちづこにしておいて」といっておきました。「おかあさんにありがとうとつたえてください」と日本語で言ってました。

4/28 Donners

 昨日はみんなと一緒にラティンゲンへ帰りお泊まり。おのやなは今日からコペンハーゲン等々に行くので朝早くに出発。私も一緒にラティンゲンを出る。ラティンゲンに行く時いつもはストラッセバーンを使っていたけど今日はドイッチェバーンにチャレンジ。私と2人は乗る電車が反対だったので2人を見送った後電車にのろかいねと思うも切符を買うのに少しすったもんだする。いつものこったい。いい加減スムーズに切符が買えるようにならんもんかね。ワシは。
 一日乗車券を買ったので(ちなみにこの1日乗車券。合計5人まで一緒に使えてありえないくらいお得。と、いうか。ドイツの電車は切符とかになんだか甘い)途中で降りて撮影してみたり。ちなみにドイッチェバーンは自分でドアを開けなあかんらしく、ぼけーっと開くのを待っていたら(ストラッセバーンはボタンを押したら開く)乗り過ごした。ということで今日はなんか電車で行ったり戻ったり写真とったり相当怪しい日本人やった。そんでもってドイッチェバーンは時刻表をプリントアウトしてくれる機械があって、使い方を覚えたのでうれしそうに何回もプリントアウトしてみた。猿っぽい。
 一端家に帰ってきて昼ご飯を食べて出発しよかな。と思ったら下の階に住んでるRiaさんに会う。「昨日お茶しようと思って2度ほど電話をかけたけどいなかったのね。よかったら天気がよいからお茶しませんか?」とお誘いを受けお茶する。Riaさんにもこけしをあげたらとっても喜んでました。Riaさんも作家さんで作品とアトリエを見せてもらった。こっちの人ってサマータイムが始まったり終わったりするときは自分たちで時計を1時間ずらすのね。Riaさんはサマータイムが嫌いみたい。1時間無駄にしたよな変な気分になるんやって。そういう習慣、日本にないからおもしろかった。ドアを開けれなかった話をしたら、ドアの開け方が日本とドイツでは違うのね。共通だと思ってたってびっくりしてた。当たり前のことが当たり前でないのを発見するのは戸惑いもあれど楽しい。一昨年アーテックスできた友達のこと覚えてるか聞いてみたら、作品は忘れたけど彼のことは覚えてる。って言って折鶴を2羽みせてくれた。なんでも彼が出発した日、Riaさんちのドアの前に置いてあったらしい。やるなぁ。美少年から男前にランクアップ!
 お茶した後また適当に電車でうろうろする。郵便をポストに投函するもどっちに入れたらいいか不安で迷う。タイミングよく大量の郵便を出しにサラリーマンが来る。終わるのをじっとまって質問する。すごく親切に教えてくれた。ありがとう。その後町へ行く。おなかが空いたからバーガーキングよったらレジの人が帰りしなに背中に「こんにちは!」とかって間違った挨拶をしてきた。「さようならやしな。」ときちんと教えておいた。たぶん理解してないはず。帰ってきたら日本から郵便がきてた。うれしい。それと一緒にこっちのアーテックスの応募書類もきてた。ぬううううう。こっちは飛行機代、1500ユーロ迄援助があるのね。いいなぁ・・・・・

4/29 Frei

 今日は朝から何となくやな感じがぞわぞわしてたんよね。やっぱりか。って感じやった。今ふりかえってみると全部私の無知が悪いんやけど・・・・・
 ドイツにしては珍しくじめっとした一日。降ったりやんだりはっきりせんかい!な雨。そういやRiaさんが「明日は雨が降るわよ」って昨日言ってはったな。テレビもみてないのにすごいな。さすがお庭の花を毎日お世話してはるだけあるな。今日は昼間少し作業をして夕方フィルムと郵便物を出しに外へ出た。本を送りたかったので「国際書籍郵便」というのを使用したら中身は本です。っていうサインをしないといけないのね。航空便で送ったものの無事に着くかどうかちょっと不安。自販機で切手を買ってみる。こっちの自販機って「お釣りを10セント切手で出しますか?」っていう余計な選択肢があるらしく、ちゃんと読まんとボタン押したら10セント切手が4枚出てきた。いらんっって。
 フィルムを出しにいったらできあがりは水曜日とか言われた。もう金曜やしメーデー前の土曜で明日も休みで月曜出しなのね。昔の日本みたい。ちょっと急いでたけどデジタル処理されるのはちょっと嫌だったのでO.K.。
 macminiがなんか様子がおかしい。不安。データのバックアップだけとっておこうと700MB以上のメディアを探しに行く。800MBのCD-Rがあったので購入。その後天気がおかしいから急いで家に戻る。ここで事件発生。
 折しも今週の頭の話題は自転車の事。案の定歩道か車道かどっち走ったらいいのかわからんポイントが来た。で信号を渡って車道に入ろうとしたところ、車に近づきすぎた。それがPolizei、いわゆるパトカーやった。あっちゃーと思ったけどそのまま走っていたら呼び止められた。で、3人降りてきて一人がぐあーーーーーーーーーーーーーーーっとドイツ語で言ってた。「あ〜ぁ」と思って「英語でお願いします」と言って聞き取れたのは「ヘッドフォンがどうたらこうたら。左車線から右車線にきた。(その後聞き取れず)」やった。で、なんかもうわけわからんしそばにいたガキがやじうましてるのにもむかつくしなんか色んな事に腹が立ってきてむちゃくちゃな英語で「赤い道は自転車道やってわかるし右車線なのもわかるけどこんな風な一方通行な車道は右側走ってていいのかそれとも歩道走るべきなのかわからん。日本とドイツの自転車の扱いとかルールがすごい違うからもうこんがらがってる。この場合はどっちを走るの?どーしたらいいの?」みたいなことをぐあーーーーっと言ったら「わかったわかった。さっき、君は左車線から右車線にきた。あれはいけない。大抵の道は右側を走ればいい。それだけは覚えといて。左側を走っていいのはオンリーinイングランド」って言うてた。心の中で「日本もな。。。。」と言ってみたり。でもその後「ほな気をつけな。いい週末送れよ!」って言って颯爽と緑のパトカーに乗り込んで去っていった。かっちぶーやっった。大概日本でも自転車の乗り方あぶないって言われるし逆ギレしたのはかなり筋違いやったな。と反省した。それとここにきて言葉に対するストレスが蓄積してきてるかもと思った。今日はなんか疲れた。
 帰ってきてCDを焼こうとすると800MBのくせに730MBのデータを受け付けない。はぁ?っってなって情報をみるとあろうことか38MBとかいう数字を出してくる。宮シチーにそんなことありえるの?って聞いてみたけど2人ともそんなこと始めて。とりあえず買った店に持って行って店員さんに事情を説明する。最初に聞いた店員さんはWIN専門の人だったみたいでマック専門の人にバトンタッチ。その人が言うには「マックは通常700MBのCD-Rまでで800は使えないよ。たぶん。」って言って試して見せてくれた。その人も不安やったみたいでそばにいたアップルの店員さん(もう仕事終わって私服やった)も巻き込んでなんやかんや調べてくれた。で、「うーん。トースト使ったら700以上のデーターも焼けるはず」と言って私物のG4でやってみせてくれた。ありがたい。でもなー。私トースト、インストールし忘れてきたのよね。。。。。。自分の無知さとあの4月頭のibook騒動を思いやるせなくなる。
 ちなみにこのお店、閉店1時間前やったんやけど店員さん全員コンピュータで遊んでた。テレビみてたりとか自分のメールみてたりとか。こっちの人って営業中にもかかわらず食べ物屋さんは自分とこの商品むしゃむしゃ食べてるし、服屋とかでもすわってなんかお菓子食べてる。なんしか営業中になにかしら食べてたりする。それからこのお店に行く際、もう自転車が怖くなったので電車で行った。つくづく小心者。
 夜、デビッドの友達のパーティーに顔を出す。そういや水曜日にミヒャエルさんに会ったときにデビッドは胃がおかしいみたいで今日は休んでるんだよ。彼はナイーブだからなぁと言っていたのを思い出して大丈夫なん?と聞いてみたら「確かに調子も悪かったんやけどなんか働きたくなくて。内緒ね」とか言うてた。デビッドに警察の話したらそっから友達と政治の話にもつれこんで白熱したはった。なぜヨーロッパは左ではないのかから始まってそのあと雇用給料などの話等をしてたらしく。ヒザーコ!英語で参加して!みたいな事言うてたけど君らドイツ語でものごっついスピードでしゃべってんのにどないして参加しろちゅうぅねん。と思った。しかも英語でそこまでのボキャブラリーもないしな。それにしてもこっちの学生は話す時すごく白熱してしゃべる。日本でもそうなんかな。きっと私がなんも考えてへんでゆるいだけやろな。

4/30 Sams

 土曜市でさくっと野菜を買う。食材は土曜市で買った方が賢い。作業をするもどうしても集中力散漫ではかどらない。
 夜、デビッドの友達のマーティン、ヤン、マルタがイベントに連れて行ってくれる。明日はメーデー。ドイツのメーデーは例年祝日。でも今年は日曜なので損した気分と何人から聞いてはいた。振り替え休日とかないのね。こっちのメーデーはデモ行進とかもあるけどかなりお祭り気分らしい。4月から5月に変わる夜は特別で、80'sイベントで夜通し老若男女踊って5月を迎えるらしい。ほんまか?と思ってたけど、やたらめったらでっかいホールで本当におじさんおばさんから若者まで80'sがんがんの中で陽気に踊っていた。ドイツ語の曲がかかるとみんないきなりテンションあがって大合唱になってた。とりわけNINAの時はすごかった。そういや80'sってEURO beatだったわね。と思った。そういえばマーティンが言うには、私が住んでいるアパート、けっこう古い建物で新しいのとの合間でとてもいい建物らしい。昔はたぶん紙の工場だったと思う。こんなとこに住めてラッキーだよ。みたいな事を言っていました。ドイツの建物はみんなこんな感じなのかと思ってたのでびっくりした。

5/1 Sonn

 マーティン曰く、年に一回、ワイン会社主催のワインの試飲会がKoblenzであって50種類のワインとか10種類以上のチーズとかが試せるらしく、毎年行ってるらしい。koblenzには観光名所のお城があってとてもいいとこやし行く?と誘ってくれる。お城見たいと思って連れて行ってもらう。マーティン、マルタ、マリアの3人でREに乗って、途中マーティンの友達と合流。ケルンを通り過ぎたときに、大聖堂が見えた。すごく大きくて威厳があって、電車の中からみてるだけでも圧倒された。絶対行こうと思う。コーブレンツに着いた後、私の勘違いが発覚。私はみんなワインの方へ行くと思ってたら、マルタとマリアはお城を見に行くらしい。ワイン飲むとこもお城みれるのかどうか聞いたら、みれるけど建物の中に入っちゃうらしく、ワインは辞めてお城をみにいく事にした。お城に行く。って言ったらマーティンがすごくびっくりしてたみたいで、申し訳ない事をしてしまった。マルタとマリアはポーランドからの留学生で2人で話すときはポーランド語。ポーランド語は舌をまいてしゃべるのかコロコロした感じが気持ちいい。マルタは薬の勉強を。マリアはバイオテクノロジーの勉強をしてるらしい。日本とドイツの違いって?みたいな事を聞かれたのでとりあえず働いてる時間の事を言ったら2人ともびっくりしてた。日本人働きすぎなんやって・・・そんなに働いてるのにみんなお金持ちじゃないの?と何度も聞かれた。働いたからってお金につながるわけでもなく、かといってきっちり定時に終わるわけでなし・・・ってうまく説明できない上に自分もこんがらがってきた。
 お城(Burg Eltz)まで山の中を2時間位歩く。今日のドイツはいきなり暑い。日陰でさえ26度もあった。観光地の割にお城までの道程、お店は数軒しかない。日本では観光地の手前はお土産屋さんやら食べ物やさんで溢れかえってるのに。やっとの思いでお城に到着。豪華絢爛ではなかったけれど壁の装飾や窓のガラスなどとても美しかった。
 一日行動をともにしてわかったのだけれどマーティンはイギリスに語学留学をしていたことがあったので英語を話せるのは知っていた。でもマルタとマリアはそこまで得意ではないらしい。(それでも私なんか比べものにならん。)だからドイツ語で会話した方が断然楽なのにみんな英語で会話してくれている。私に気を配ってくれてるんや...ありがたい。それなのに私は疲れてたのもあって聞くばっかりで会話にあんまし入っていかなかった。途中、「ヒザコもなんか言いなさい」と言われてしまう。頑張って話すけど言いたいことがあっても単語がすぐに出てこなくて伝えたい事がきちんと言えずもどかしい。色んな事で自分にイライラする。
 デュッセルHbfに着いたらヤンがマルタを迎えに来ていた。デビッドがライン河周辺でお祭りがあるから帰ってきたら合流しようって言ってたよ。って言われたけど疲れたから今日は辞めとく、といって帰ってくる。本当に疲れてたらしく帰ってきてそのまま寝てしまった。
[Deutschland]

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